産後の整体

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産後の身体を整える

産後には様々な症状があります。原因は似ています。

産後の症状

  • 骨盤の痛みや腰痛
  • 尿が出にくい
  • 悪露(おろ)
  • 会陰石灰や裂傷による痛み
  • 子宮復古による痛み
  • 浮腫み
  • 産後鬱

このような症状が多いです。

原因は妊娠中に身体の歪みが多かったため、出産の準備が上手くいかなかったことが言えます。

女性の身体には子供を産み育てるために自然に身体を変化させ、整える機能があります。

この機能は妊娠中の身体を整え、出産のための準備をします。赤ちゃんの声を聞き、赤ちゃんと対話することで、この機能はより妊娠中の身体を整えます。

  • 妊娠前から身体が整っていなかった
  • 赤ちゃんと一体になっていなかった

大きくはこの二つが原因です。

自然のプログラム

この女性の身体に備わっている自然のプログラムは妊娠中に出産のため身体を変化さ、出産を安全なものにする。

産後は子供を育てるために身体を変化させる。

  • ホルモンの変化により骨盤は締まる、子宮は収縮する
  • おっぱいを出す
  • 赤ちゃんの要望がわかるようになる

これが女性の身体に備わっている、産後の自然な変化です。

産後鬱

  • やる気が出ない
  • 赤ちゃんの世話ができない
  • 赤ちゃんがかわいいと思えない
  • 赤ちゃんの声が聞けない

赤ちゃんがかわいいと思えない

妊娠中から鬱の傾向があると言えます。即座に治すための一歩を踏み出した方が良いです。自分ではどうにもできません。まずは整体で身体の状態を整えていきましょう。落ち着いたら精神を整えていきましょう。

産後の症状の原因

  • ホルモンバランスの変化
  • 出産で骨盤が開き、身体が変わったが、歪みが多く骨盤がうまく閉まらない
  • 妊娠中の食事で上手く栄養を取ることができず、産後エネルギー不足に陥った
  • 妊娠中に身体が整っていなかったため、出産時のトラブルが多かった
  • 赤ちゃんと対話できなかったため、これらの原因を教えてもらえなかった、または気づかなかった

妊娠中の食事で上手く栄養を取ることができず、産後エネルギー不足に陥った

妊娠から出産まで赤ちゃんに栄養を補給するため、豊富な栄養を取る必要があります。赤ちゃんの身体を作るためです。それが足りなかったことで、母体がエネルギー不足に陥った。

整体では骨格、骨盤、内臓を整え、骨盤を締めていきます。

産後の骨盤を締める

産後の骨盤(自然のプログラム)

  • 出産時に骨盤は最大限開く、子宮は最大限大きくなる
  • 出産後すぐに子宮は収縮する、骨盤は徐々に締まっていく

赤ちゃんお世話をするため、自然のプログラムは骨盤を締め、早期に身体を整え、元の状態に戻そうという動きをする。

正常な場合、1か月ほどで締まる。

産後の骨盤を締める

一般的には3~4か月で締まると言われています。

産後すぐに骨盤は締まっていきますが、元々の歪みや、赤ちゃんの世話や家事などで忙しくなるため、骨盤の動きが途中で止まります。そのまま動かなくなる人もいれば、時間をかけて徐々に締まっていく人もいます。

当院では、産後10日以内に骨盤を締める事をおすすめしています。本来は1か月ほどで締まり、整った身体で赤ちゃんの世話に集中できるようになっています。

整体では、スピーディに骨盤を締めていく事で、身体の回復を促し、1か月半ほどで骨盤が安定することを目標としています。楽な身体で赤ちゃんの世話を始められることが目的です。

骨盤が締まるとなぜ身体が楽になるのか?

  1. 出産後、赤ちゃんはお腹からいなくなりますが、骨盤は大きく開いている
  2. 妊娠中に上に上がっていた内臓が、赤ちゃんがいなくなったことで下がる
  3. 内臓が下がることで、身体の循環や、血流が悪くなる→調子が落ちる
  4. 妊娠中の身体の使い方をしていたが、赤ちゃんがいなくなったため、急に使い方が変わり、足腰に力が入りにくくなる

このような事が、出産後の身体に起こります。

上の図のようにお腹がぽっかり空いてしまうので内臓が下がってきます。

骨盤が締まることで、下がった内臓が上がり、身体の循環が良くなる→調子が上がる

骨盤が締まることで、身体が安定し、足腰に力が入る

つまり骨盤が締まることで、身体が楽になります。

産後すぐ(10日以内)の骨盤調整

自然のプログラムは身体が回復してなくてもおっぱいに母親のエネルギーを回します。そうすると、疲れた状態で赤ちゃんの世話を始める事になります。

当院では産後すぐに骨盤を締め、赤ちゃんの世話を楽に始められるように、スピーディに身体を回復させます。

歪みや症状の多い方は、身体を整える事で、産後の症状の早期回復に努めます。

簡単な骨盤の安定方法を教えていますので、ご自宅でも整えていきましょう

当院では産後の整体をするとともに、自然のプログラムに沿った身体の改善方法をお伝えしています。

赤ちゃんをお連れになる時は、ベビーカーなどお持ちいただけると幸いです。

産後の骨盤調整

産後1カ月以上経過した方

産後の骨盤調整

1回目産後一カ月以上~数年経過
骨盤の整った状態の維持できる期間内に次の施術をご案内します。
2回目以降骨盤の整った状態の維持できる期間内に次の施術をご案内します。
  • 骨盤はその日に締めれる分を締めていく
  • 骨盤を整え、締めていく事で不調は少なくなる

整体のみでも骨盤は締まりますが、当院では、自然のプログラムに沿った骨盤調整をしています。

本来は、身体に備わった治癒力が自然に発揮され、産後の骨盤は整いながら締まります。

妊娠前、妊娠中に歪みが多い人は、この動きがほとんど見られません。

当院では、整体で締めた以外に、骨盤が自動で締まっていく力が発揮されているか?を身体の声を聞く方法を使い毎回チェックしていきます。

自己の力による骨盤の締まり方のタイプ別と対応

自己の力による骨盤の締まり方対応
自己の力で締まってきている・骨盤が締まるのに10回もかからない。
・自然のプログラムに沿って自己治癒力が発揮されている。
・自己治癒力が向上した場合、妊娠前より健康になる。
・赤ちゃんの要望に応える事で、より自然のプログラムに乗れる。
・骨盤が締まると一度終了となる。その後は、授乳期の終わりや、排卵の始まりで、身体が変化するので、継続をおすすめする。
自然のプログラムに沿って締まってきている・骨盤が締まるのに5回もかからない。
・自然のプログラムに沿って、自然治癒力が向上している。
・妊娠前の身体より健康である。
・赤ちゃんの将来について考える。
・骨盤が締まると一度終了となる。その後はメンテナンスをおすすめする場合がある。
自己の力で少し締まってきている・骨盤が締まるのに10回ほどかかる。途中で、自己治癒力が向上する場合が多い。回数は減る。
・自然のプログラムに沿った自己治癒力がほとんど発揮されていない。
・赤ちゃんの要望に応える事で、自然のプログラムに乗れる。
自己の力ではほとんど締まってきていない・骨盤が締まるのに10回以上かかる。
・自己治癒力が発揮されてないので、自然のプログラムに沿えるように改善をしていく。
・赤ちゃんの要望を理解する事で、自然のプログラムに沿ってくる。
・産後の骨盤が終了した後も継続する。
自己の力が発揮されていないため、骨盤が開いてくる・骨盤が締まるのに10回以上かかる。
・自己治癒力が発揮されてないので、自然のプログラムに沿えるように改善をしていく。
・赤ちゃんの要望を理解する事で、自然のプログラムに沿ってくる。
・赤ちゃんの世話どころではないので、とこちゃんベルトをすすめる。
・産後の骨盤が終了した後も継続する。大きな改善が必要となる。

産後すぐから調整しています。病院を出てそのまま来られても良いくらいです。早期に回復し、赤ちゃんの世話に専念しましょう。

産後の整う過ごし方

  • 整体でお伝えした整う方法をやっていく
  • 常に赤ちゃんから離れない
  • 赤ちゃんの声(要望)を聞く
  • 食事の改善
  • 睡眠

整体でお伝えした整う方法をやっていく

これは赤ちゃんの世話をしてない時にやりましょう

常に赤ちゃんから離れない

赤ちゃんといると整います。常に赤ちゃんから離れないようにしましょう。

赤ちゃんの声(要望)を聞く

これが、最も重要です

  • 赤ちゃんは泣いたり、笑ったりする中で、明らかに要望を伝えている時があります。それを理解していきましょう。
  • 信頼する人があなたしかいません。一生懸命要望を伝えてきます。無視する事だけはやめましょう
  • 赤ちゃんの要望を聞けるようになると、赤ちゃんが楽になり、ぐずったりしなくなります
  • 要望を聞けるようになると、母子ともに楽になります。赤ちゃんとの会話を楽しめます

睡眠

産後の睡眠は短時間睡眠を繰り返します。

赤ちゃんの世話をするためにそうなっています。短い睡眠で休息できるようになっています。赤ちゃんの笑顔のために頑張りましょう。

赤ちゃんの世話に集中

  • 産後は赤ちゃんの横で、母乳を上げることに専念することが大切です
  • 赤ちゃんの声を聞くことで、子育てが楽しくなっていきます
  • 子供が3歳までは、お仕事をなるべく控え子育てに専念しましょう

子供が3歳までは、お仕事をなるべく控え子育てに専念しましょう

  • 宝物のように育てる
  • 子供の翼を折らない
  • 子供が目に入るくらい近くにいる

宝物のように育てるとは子供のことを一番に考える事です。

子供の翼を折らないとは、子供の素直さが曲がるようなことをしない事です。

子供が目に入るくらい近くにいるとは、常に子供の状態を確認できる近さの事です。